インストールマニュアル


 
もくじ
動作環境
パッケージの内容
フロッピーディスクへの書き込み
ブート
初期設定値について
WEB設定インタフェースの利用方法
 
動作環境
Shape IP は、次の環境で動作することができます。
CPU Intel i486以上の、intel アーキテクチャで動作する CPU
(CPUの性能は、直接スループットに影響します)
メモリ容量 8MB 以上
フロッピーディスク 1機必要
ネットワークカード DHCPのみの場合は1枚、ルータにする場合は2枚

次のネットワークカードで動作を確認しています。
3Com 3C509, 3C590/595/900/905 等
Intel EtherExpress Pro/100B PCI
DEC DC2104x コントローラを利用したネットワークカード
Novell NE2000 互換ネットワークカード
RealTek 8139 コントローラを利用した100BASEネットワークカード
Micronix 98715 コントローラを利用したネットワークカード
VIA VT3043 コントローラを利用したネットワークカード
(カードに搭載されているコントローラチップの型番で確認してください)
キーボード/マウス 不要(但し、接続しなくても動作する機種のみ)
ビデオカード 不要(但し、接続しなくても動作する機種のみ)
ハードディスク 不要(接続しても利用できません)
CDドライブ 不要(接続しても利用できません)
 
パッケージの内容
ダウンロードするファイルは、3つあります。
これらが全て揃っているかを確認してください
manual.lzh インストールマニュアルとオンラインマニュアルセットが含まれています。
shapeXXX.bin Shape IP ディスクイメージファイル
(XXXはバージョン番号に適宜読み変えてください)
rawrite.exe ディスクイメージ書き込みツール
 
フロッピーディスクへの書き込み
展開された Shape IP ディスクイメージファイルは、 そのままの形式では実行できません。 このファイルはブートシステムも含めた、 フロッピーディスクイメージです。 Windows システムをお使いの場合、このファイルを、 次の手順によりフロッピーディスクに書き込み、 動作させるPCの電源を入れると、自動的に起動します。

フロッピーディスクを作成するためPCには、フロッピーディスクドライブが必要です。
 
フロッピーディスクの準備
  内容を消去されてもよい、1.44MB(2HD) のフロッピーディスクを用意します。 MS-DOS 形式でフォーマットされていなくても構いません。
フロッピーを作成するPCのフロッピーディスクドライブに挿入してください。
書き込みツールの起動
展開したファイルに含まれている rawrite.exe を、 DOSプロンプトから実行します。
起動後にファイル名入力プロンプトが出ますので、 shapeXXX.bin と入力します。
C:\download>rawrite
RaWrite 1.3 - Write disk file to raw floppy diskette

Enter source file name: shapeXXX.bin
続いてフロッピーディスクドライブ名の入力プロンプトが出ますので、 接続されているドライブ名を入力してください。
':'(コロン)は必要ありません。A ドライブの場合は A とします。
C:\download>rawrite
RaWrite 1.3 - Write disk file to raw floppy diskette

Enter source file name: shapeXXX.bin
Enter distination drive: A
書き込みを開始するかをメッセージされます。
リターンキーを押して、書き込みを開始してください。
C:\download>rawrite
RaWrite 1.3 - Write disk file to raw floppy diskette

Enter source file name: shapeXXX.bin
Enter distination drive: A
Prelase insert a formatted diskatte into drive A: and press - ENTER -:
書き込みが開始されます。
Done. とメッセージされたら、書き込み終了です。
C:\download>rawrite
RaWrite 1.3 - Write disk file to raw floppy diskette

Enter source file name: shapeXXX.bin
Enter distination drive: A
Prelase insert a formatted diskatte into drive A: and press - ENTER -:
Number of sectors per track for this disk is 18.
Writing image to drive a:. Press ^C to abort.
Track: 79 Head: 1 Sector: 16
Done.
以上でフロッピーの作成手順は終了です。
 
UNIXシステムをお使いの場合は、dd コマンドにより書き込みます。
piccoro:/home/person % dd if=shapeXXX.bin of=/dev/rfd0a
2880+0 in
2880+0 out
piccoro:/home/person %
 
ブート
作成したフロッピーディスクを、 稼働させるPCのフロッピーディスクドライブに入れ、 電源を投入するとブートを開始します。

ディスプレイが接続されていればブートの様子を確認することができます。 システムが正常に立ち上がらない場合、 フロッピーディスクが正常に作成されていないことが考えられます。 これは主に、ダウンロード時の転送に失敗していることに起因します。

Shape IP の配布ファイルはフロッピーディスクイメージのため、 常に 1,474,560 バイトのサイズです。
 
初期設定値について
Shape IP のインタフェースの自動認識機構は、 最初に検出したネットワークインタフェースを、 仮の内側ネットワークに割り付けます。 内側、外側の区別や自動割り付けされたIPアドレスは、 設定により自由に変更することが可能です。
内側ネットワークに向けて、DHCPサービスが動作しています。
また、WEB設定機能も、内側ネットワークに向けてサービスが動作しています。
このため、設定を行うには、DHCPクライアントになれる他のコンピュータが必要です。

どちらかのインタフェースに DHCP クライアントとなるコンピュータを接続し、 アドレスが取得できることを確認してください。

初期起動時の値は、次の通りです。
内側IPアドレス 192.168.0.1
内側ネットマスク 255.255.255.0
外側IPアドレス 192.168.1.1
外側ネットマスク 255.255.255.0
フィルタタイプ ファイアウォールタイプ(フィルタ機能有効、NATなし)
DHCP配布アドレス 192.168.0.201 から 16 個
WEB設定へのURL http://192.168.0.1/
WEB設定へのログイン名 入力の必要はありません
WEB設定へのパスワード setup
(パスワードは必ず変更してください)
 
WEB設定インタフェースの利用方法
Shape IP の WEB設定インタフェースへアクセスすると、 パスワードの入力を要求されます。 ここには、初期設定時のパスワードを入力してください。

認証されると、メインメニューが表示されます。
このメニューには適宜説明が付記されており、簡単に設定することができます。

行う必要があるのは、
  1. パスワードの変更
  2. IPアドレスの設定
  3. 簡単設定(必要な場合)
  4. 保存/リブート
です。
 
パスワードの変更
  パスワードの変更は、「システム設定」にあります。
表示されませんので、忘れないようにしてください。
IPアドレスの設定
  IPアドレスの設定は、「ネットワークインタフェース設定」にあります。
ここで、インタフェース毎のIPアドレスとネットマスク、 及びどちらのインタフェースを外側として利用するかを設定します。
簡単設定
  もし必要ならば、簡単設定からフィルタタイプを選択してください。
初期設定では、NATなしのファイアウォールタイプになっています。
保存/再起動
  これらの設定が終了したら、忘れずに保存し、再起動を行ってください。
IPアドレスの変更、DHCPサービスの変更、NATルールの変更については、 保存/再起動を行わなければ有効になりません。
以上で、Shape IP が運用できる準備は整いました。
フィルタルールについては運用中に随時変更が可能です。

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